日大アメフト問題は昭和の残滓か。
連日、日大アメフト問題やってまして。感想など。
まあ、体育会系は生来、馴染めないのですが、自分が子供の頃、つまり何十年前となんら変わってないんだあぁ、という感じでしょうか、正直。。そりゃ、多少変わってるとこもあるかもですが、ガンとして不変なところがアリか。
監督・コーチを擁護する気はコレっぽちもありませんが・・・アノ人たちが「選手の成長を願って」というのは100%嘘という訳ではないでしょう。逆に・・・だからこそ、絶望的というか。
・・・だからこそ、「性質が悪い」というか。
まあ、そんな感じです。死んでも直らんだろうな、アノ人たちは。
宮川選手の会見は、つとめて冷静に見ようと思ったのですが、「もうアメフトをやる権利はない」発言は、ちょっと驚きました。やはり立派かな。権利という言葉がとても倫理的というか。日本の場合、権利って言葉は功利的に響く場合が多い気もするのですが、彼の場合、全然違うんですよね。
ただアメフトをもう一度やらしてあげたいなどとは思わんです。もちろん本人次第ですけど、そりゃねぇ、、辞めるべきだとは思います。
スポーツのことは野球以外あまり分かりませんが、アメフトだけがスポーツじゃないし。サーフィンとか山とか非対人系の自然を対象としたスポーツをやるとか。自然に癒やされるのもアリかなとか、イヤな想いしてきている訳だし。
それはさておき、今朝のCXで「日大紛争で体育会系が力を持ったのが遠因」とか言ってて・・・とすると、高齢OBにまたバリ封のひとつでもやってもらわなきゃイカンのか・・・的な感じでしたが・・・
ただ、これは古谷経衡氏が言ってたように大学紛争なんてどこの大学でもやってた訳で。さらに体育会系なんて、どこでも当局傭兵的だった訳で。
なんで、日大だけが、こんなになっちまったか、ということでしょう。
で、これも古谷氏の言うように、日大はあまりに巨大で東京六大学とか関関同立みたいな同レベルのライバル校がなく、競争がない状態だったということだと思います。
ただ氏の言う、この問題が「昭和の残滓」っていうのは・・・残滓というよりは宿痾というか、もうDNAレベルの話のような気もしました。東芝チャレンジとか森友とか同じ構造に見える問題があまりにも多すぎますし。
監督、コーチ等々を徹底的に駆除するしか手はない気もしますが、多分、そうはならないんでしょうねぇぇ。。
アノ人たちの最大の問題点は、多分「ナニが問題なのか」分かってないんだと思います。結局、違うやり方とか、違う世界に興味がないんですよね。自分がやってきた世界にこれっぱっちも疑念を持たない。それが筋肉脳の本質かと。
もっと違ったアスリート像もある訳で、たとえばイチローも大谷もとても知的だし、好奇心の塊みたいなとこがあると思うんですけどねぇ。
◆後記◆学連の処分がでて、内田監督他除名。監督の弁明発言は信頼性ほぼナシとされました。学連が未然に防止すべきとか色々問題はあるでしょうが、結論的には鮮やかな裁定というか、かなり感心しました。ただこういう裁定がでたのも、宮川選手の会見があったからでしょうね、やはり。