同一労働同一賃金。フレキシキュリティとか言い出すのは二十年後位かな?!ちょっとだけ求人ライターやってた時の話とか。
安倍総理が同一労働同一賃金とか言い出した時のインパクトは結構、スゴイものがありました。その昔、菅総理だったかが「第三の道」とか言い出した時のインパクトもスゴかったですけど。
ニッポンの政治って、周回遅れ系というか、大体20~40年位、欧米系の後を行っているというか。そんな感じでしょうか。
「フレキシキュリティ」とか政治家が言いだすのは、2040年位でしょうかねぇ。
アベノミクスだって、結局、金融緩和ということだと思います。
構造改革部はシンパ(?)の三浦瑠璃氏だってさえ、なにもできてないという評価みたいだし。
総理の同一労働同一賃金だって、結局「正規と非正規の賃金格差是正」でしょ。ソレはソレで非常に重要とは思いますが・・・ただ、正規内に賃金体系の安い職分を設けて、そこと非正規の同一化を図れば良いという話になりそうな気がどうもして。
日本で雇用流動化とか、労働市場改革って夢のまた夢という気がします。
結局、なんていいますか・・・労働市場問題と成長戦略とかって、別の問題じゃなくてコインの裏表といいますか。
そういうグランドデザインとかが、日本の場合、根本的に欠如してる気がします。本来、同一労働同一賃金の原型というか、スウェーデンモデルとか見れば、成長産業への労働力移転というテーマがあった訳で。
しかしながら、現在的には成長産業/高収益分野が世界的に非・労働集約的になっていて、かつてのような労働力移転はムズかしくなっていると流れがある気がします。
結局、安倍総理はそういう根本論とかは全て避けて、なんかゴマカシながらやってるだけという印象はずっと持っている訳です。
まあ、そのへんはさておき、以下、以前にちょっとだけ求人広告ライターやってた時の体験談とか。
法人向けの売れ線ソフトウェアの新規販売事業部ができるという話があって。新事業部長が40代中盤位なんで、その右腕となる40代前半が欲しいということで。
ただ今って、40代前半って、ホントに動かないんですよねぇ。
みんな守りにはいっているというか。まあ、マトモな40代前半って子供が小学生だったりして、たしかに動きずらいですしねぇ。
結局、その時も多くは50代以上の応募が殺到して。まあ、これはクライアントの人事担当者も理解してることなんですけど。。
ただ、やはり企業も悪いところがあると思います。
新規事業部長より年上は使いずらいっていう、そういうコトばっかり言っててもねぇ。
超高齢社会のニッポンでいつまでもそんなこと言っててもダメな気がします。
別に右腕ということなら、例えば山本勘助は武田信玄よりずっと年上でしょ。
古来、そういう事例は一杯あると思うのですが。
求人ライターやってたのは少しだけですが・・・色々と問題ありますよねぇ。
例えば雇用対策法的に年齢制限が書けないとか。
年齢制限は書けるんですが・・・制限すると「求めるスキル」が法律上、書けなくなるから結局、年齢制限はハズして広く応募を受けて、40代以上は切り捨てるとか。
社会全体で壮大なムダなことやっていると言いますか。
別に40代以上を採る気がなければ、そう書けばいいじゃんと思うのですが。